名市大眼科 研究室だより

医局だより~名古屋市立大学眼科学教室 第35回日本眼科手術学会総会「眼科手術におけるサイエンス・アート・ヒューマニティ」~

平成24年1月27-29日にかけて、第35回日本眼科手術学会総会が名古屋国際会議場で開かれました。今回の手術学会は、会場数も多く、大学スタッフだけでは手が足りず、関連病院の先生達の協力も得て、無事終了、登録者数はおかげさまで3700人を超えました。

今回の学会の特別講演は、名古屋大学の寺崎浩子教授が「硝子体手術-Quality of Surgery (QOS)を追及して」、筑波大学の大鹿哲郎教授が「Quality of Surgery, Quality of Vision, Quality of Life」と、奇しくも同じ「quality」がkey wordのタイトルで、小椋教授の掲げた今回の学会テーマ『眼科手術におけるサイエンス・アート・ヒューマニティ』にまさにぴったりの、素晴らしいご講演でした。大鹿教授がご講演の冒頭に、平成5年の日眼会誌巻頭言の中で小椋教授が『黄斑疾患の新しい治療法』という内容で書かれた文のことを取り上げられ、その文中にあった「Quality of Vision」という言葉を初めて目にした時、とてもいい表現だと思われた、というお話をされました。最近では大変良く耳にする「Quality of Vision」ですが、そんな誕生秘話があったのかと興味深く拝聴いたしました。そして、小椋教授が学会長の今回の学会で、当時その巻頭言を読んでいらっしゃった大鹿教授が特別講演をされるというのは、誠に感慨深いものであったに違いないと思われます。

また、今回の学会では、3Dビデオシアタ―を企画し、涙道、角膜、白内障、網膜の手術の名手の先生がたにご協力いただき、3Dで手術を撮影したものを、約1時間に編集して、学会期間中繰り返し上映しました。大画面でみる3Dの映像は迫力があり立体感に圧倒されました。個人的に、3Dビデオシアタ―担当だったということもあり、学会中、常に沢山の方がこのシアターに足を運んで映像をみてくださって、とてもうれしく思いました。


[懇親会 大役をつとめた
初期研修医の西川薫里先生と小椋先生]

一般講演では、4月に入局する初期研修医の2名の先生が、口演、ポスターとそれぞれ発表しましたが、2人とも初めてとは思えない堂々とした発表で頼もしく、4月からがさらに楽しみです。今回は、名市大単独主催ということで、学会ポスターのデザイン決めから始まり、景品や休憩時間に配るおやつ、お弁当、懇親会のお料理の試食から、コングレスバッグのデザインなどなど、学会を主催するにはこんなに沢山のことを決めて行く必要があるのかと、驚きましたが、名市大眼科が誇るチームワークと決断の早さで、乗りきることができました。ただ、1月末という1年でも一番寒い名古屋の冬、かつ学会の疲れで、皆が体調をくずさないか若干心配ですが、学会終了後の2月3-4日に恒例の日間賀島への医局旅行が予定されており、手術学会の打ち上げも兼ねて、ふぐと温泉で疲れを癒そうと考えています。

最後になりましたが、今回の学会が無事終了しましたのも、愛知県眼科医会の安間哲史会長はじめ会員の先生がた、学会関係の方々のご協力をいただきましたおかげです。本当にありがとうございました。

担当:医局長 野崎実穂
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