名市大眼科 研究室だより

The 7th Asia-Pacific Vitreo-Retina Society (APVRS) Congressで発表してきました!

現在名古屋市立大学病院で、臨床研究医として勤務しております平原修一郎と申します。2012年12月14日から16日にかけて香港で開催されました第7回アジアパシフィック網膜硝子体学会で、”The significance of peripheral retinal vascular occlusion in diabetic retinopathy”という演題名で、発表させていただきました。

今回のAPVRSは、第8回International Symposium of Ophthalmologyとの合同開催で規模も大きかったこと、さらに2013年のAPVRSが、ここ名古屋で開かれることからも、沢山の外国の先生たちに名古屋でのAPVRSに来ていただきたい思いで、演題を出して発表してきました。

少し真面目な話をしますと、糖尿病網膜症の診断、病態の把握、および治療方針の決定において、蛍光眼底造影検査は欠かせないものとなっています。眼底を広角に撮影することのできる走査型レーザー検眼鏡が当院に導入され、従来の眼底カメラでは撮影が非常に困難であった眼底の最周辺部のみに、網膜血管閉塞や新生血管といった病変がある症例が存在することが分かってきました。今後の糖尿病網膜症の管理における、超広角蛍光眼底造影の有用性を本学会にて発表させていただきました。

今回は、私にとって初めての英語による一般口演だったので、これまでに経験してきたポスターでの国際学会の発表と違い、壇上からの質疑応答がこれほど難しいこととは思いもよりませんでした。とてもスマートとは言えないDiscussionとなってしまいましたが、いい経験となりました。

日本の医療は世界の中でも非常にレベルが高く、それを世界に向けて発信していくことのできる語学力の重要性を実感しました。

また、学会中には日本の網膜硝子体専門の他大学の先生がたと、ランチをご一緒させていただいて知り合うことができ、さらには日本だけでなく、韓国、シンガポールの先生たちと一緒の国際色豊なディナーも楽しむことができ、とてもいい思い出になりました。
このような貴重な発表の機会を与えてくださいました小椋教授、吉田病院教授、野崎講師をはじめ、ご指導くださいました医局の先生方へこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。


北大の陳進輝先生(左から2番目)と名市大チーム

担当:臨床研究医 平原修一郎
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