名市大眼科 研究室だより

ARVO 2015 in Denver

毎年5月開催の主要国際学会であるAssociation for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO) は、今年は初めての開催地デンバー (米国/コロラド州)となりました。国際学会デビューでもあり、初めてのPapers / Minisymposium session (通称Oral)での発表でした。眼科医になっての私の1つの夢は国際学会でOral発表することでしたので、入局1年ちょっとで願いが叶ってたいへん嬉しかったです。これも小椋教授をはじめ、ご指導いただいた吉田病院教授、安川准教授、加藤医局長のおかげです。やはり国際学会での発表に慣れている名市大の先生方は流石だなと思いました。先生方から国際学会発表における的確なアドバイスやご指導をいただきました。私はハワイ出身なので英語での発表なら簡単と思っていましたが、英語と学術的な英語のレベルは違うのだとよく分かりました。本当にありがとうございました。最初に厚くお礼を申し上げます。

2225-2デンバーは成田から直行便で11時間程、ロッキー山脈の麓にある雄大な自然に囲まれた標高1,600mの都市です。賑やかなダウンタウンにある学会会場のコロラドコンベンションセンターはライトレール駅が中にあるので便利です。豪華なガラス張りのコンベンションセンターを青くてでっかい熊の彫像がのぞいています。世界中から集まった6,000のポスター発表とシンポジウム。アメリカでは眼科医はトップクラスの医師しかなれないので、ARVOの学術的な質の高さに驚かされました。ARVOに出席される眼科医はとにかく良くメモを取られ、熱心に質問されます。もちろん名市大の先生方の発表も素晴らしく、それぞれ各国の眼科医から活発な質問がとんでいましたが適切に答えられていました。

さて、私の発表する2-4 Four Seasons Blrm って、どこだ?と思ったら3つのボールルームを1つにつなげた大きな会場でびっくり!新人は小部屋で発表すると思っていたら、カメラマン付のデジタルディスプレイモニター(小椋教授曰く、ポールマッカートニーの日本公演と同じくらい大きい)で演者が左右にアップになるという特別招待講演用の会場で、ものすごく緊張!ミニシンポジウムで一緒に発表する演者は、光栄なことにアメリカやシンガポールの有名な眼科医も。私の他にも日本名の演者がいたので、日本の何大学?と思ったらSouth Carolina医大の完全なる日系アメリカ人。Oh,国際的! 
2225-115分の持ち時間で、Oralの質問は厳しいからと教授に言われていたので、想定される質問の答えをしっかり準備していましたが、直球の質問は全くきません。飛んできた質問は、カーブに変化球に魔球・・・なんとかかわして答えました。
講演の最初に、「初めてのARVO発表です!」とスピーチしたので、終了後も様々な国の先生方からCongratulations! やNice presentation! と新人眼科医に優しく声をかけていただいて、国際学会でデビューが叶った嬉しさと爽快感がありました。
デンバー出発前に、昨年教授のもとに勉強にいらしていた慶北大学の朴先生からもOralに決定したことのお祝いメールをいただき、ARVOで再会できて嬉しかったです。日本の他大学の先生にもARVOで久しぶりに会えました。医局の先生方の発表を見に行ったり、私の発表を皆が応援しに来てくれたり、ランチに連れて行ってもらったり、名市大の食事会でおいしい食事をいただいたり、楽しい思い出ができました。5日間毎日、世界中の眼科医のお話が直接聞け、他国の眼科の状況など楽しく会話したりとても有意義な国際学会でした。今回のARVOでの発表内容を英語論文にすることも頑張ってみようと思います。

最後に、私が4月から赴任させていただき、ご指導いただいている総合上飯田第一病院の先生方へ、うちは学術も奨励しているからとデンバーで頑張ってきなさいと快く送り出していただき、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
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担当:末継 哲行(総合上飯田第一病院)
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