名市大眼科 研究室だより

ARVO2015

今回は名古屋市立大学眼科入局6年目の臼井が担当させて頂きます。私は、平成20年に名古屋市立大学医学部を卒業、平成22年4月に名古屋市立大学眼科に入局し、大学病院での研修や関連病院赴任を経て、平成25年より大学病院に戻り、現在は、大学院生であると同時に、臨床研究医として臨床現場でも働いております。研究、臨床に加え、4月から新しく加わって頂いた4名のシニアレジデントの教育などで慌ただしく過ごす中、5月に開催されたARVOに参加させて頂く機会がありました。今年の開催地はコロラド州デンバーというアメリカ中西部の都市でした。医局からはポスター5名、オーラル1名が演題発表しました。

私の演題は、「Structural Analysis of a Monolayer Sheet of Cultured Retinal Pigment Epitherial Cells with Bruch’s membrane」という、網膜色素上皮細胞シートとブルッフ膜の培養構築に関する基礎的な内容で、大学院生として取り組んでいる研究内容に関する発表でした。データのまとめ方、英語の校正含め、安川先生、加藤先生には大変お世話になりました。

今回は基礎的内容の発表(しかも苦手な英語で…)のため、臨床研究発表以上に緊張して落ち着つかず、質問者が少なければ良いのになぁ、などと思いながら会場に向かいました。

実際、自分のポスターの前に立つと、ほとんど途切れなく、参加者が来て質問されました。拙い英語を補うために発表ポスターに直接ボールペンで書き込みを加えながら説明しているうちにあっという間に3時間が過ぎていまい、残ったポスターは書き込みだらけになっていました。世界中から来た学会参加者は真剣そのもので、数ある演題の中から、わざわざ私の抄録を事前に予習して質問する姿に、自分も同じフィールドで切磋琢磨していかねばならないのだと身が引き締まりました。発表後は自分の研究分野に関連する他のポスターを見て回りましたが、どの発表者も懇切丁寧に教えてくれるとともに自身の主張を簡潔に話してくれ、プレゼン能力の高さが印象に残りました。

恒例の医局夕食会では、小椋教授がデンバーで一番人気のイタリアンレストランで御馳走してくださり、アメリカにも美味しい食事はあるのだなとこれまでの考えが変わりました。

また、学会2日目の夜には三宅養三先生が主催された高級ステーキレストランでの食事会に吉田先生と共に参加させて頂く機会がありました。三宅養三先生、高橋政代先生といった日本を代表する錚々たる先生方のエネルギーとオーラの強さに圧倒され、発表より遥かに緊張しました。食事後は眼科医師であり医療ベンチャー(healios)を経営されている鍵本先生と遅くまでbarで話すことが出来たのも大変刺激的でした。

以上、昼も夜も濃密な時間となったのが今回のARVOでした。これまでARVOが多く開催されてきたフロリダなどと比べ馴染みがなく、観光にも乏しいデンバーですが、街が小さいため会場とホテルが近く、遊びの誘惑もないため学会会場としては予想以上に良かったです。このような素晴らしい機会を提供して頂いた医局、諸先生方に感謝するとともに、今回の経験を生かして今後も精進していきたいです。

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医局集合写真

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三宅養三先生主催の食事会

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学会会場マスコットオブジェの巨大な熊

担当:臼井 英晶(大学院生)
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