名市大眼科 研究室だより

ARVO 印象記

このたび米国コロラド州デンバーで行われたARVOに参加させていただきました。今回は加齢黄斑変性に伴う黄斑下血腫移動術の当院での治療成績について、眼科医2年目の小﨑先生の発表のお手伝いをさせていただきました。当科では、組織プラスミノーゲン・アクチベーター(tPA)および長期滞留ガスを用いた血腫移動術を行っていますが、さらに滲出型加齢黄斑変性のうち特にポリープ状脈絡膜血管症に伴う黄斑下血腫では、血腫移動術後すみやかに網膜色素上皮剥離が平坦化し追加治療が不要であったり、追加治療を要しても治療回数が少ない症例が多く、有用な治療であることを新たに報告しました。さらに、黄斑下血腫発症以前の網膜色素上皮剥離の有無と予後の関連につき新たな考察を行い、海外の先生方からも多数の質問をいただき非常に勉強になりました。今後の検討に生かしていければと思います。

デンバーでの開催と聞いたときは、正直、「うーん、デンバーってどこだっけ?何か見所とかあるのかな・・・?」とあまり乗り気ではありませんでした。しかし、行ってみるとこじんまりとしたきれいな都市で、さらにロッキー山脈の麓ということで教室の先生が運転してくださって雪山にも行くことができました。普段どちらかというとインドア派な私は、若干高山病のような症状も見られましたが、ただの時差ぼけだったのかもしれません。また夜は美味しいワインを堪能することができ、教室の先生方と楽しい時間をすごすことができました。本当にありがとうございました。

学会に参加するにあたり、ゴールデンウィークという大型連休であるにもかかわらず病棟業務や急患対応など代わって頂いた医局の先生方には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。

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担当:木村 雅代(助教)
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