名市大眼科 研究室だより

マウイマラソン2015

こんにちは。西部医療センター眼科の服部知明です。

今回、名市大眼科チームとしてJTBマウイマラソン2015に参加してきましたのでレポートします。

ハワイでのマラソンといえば【ホノルルマラソン】を思い浮かべる方は多いと思います。実際ホノルルマラソンは毎年3万人を超える参加者で大変賑わっており、今年で43回を誇る素晴らしいイベントです。

【マウイマラソン】はハワイ州のマウイ島で行われるマラソンイベントで参加人数は2~3千人とホノルルマラソンの1/10の規模ですが、歴史はハワイの中では最も古く今年で45回を数えます。
実はマウイ島というのはかつてハワイ王朝の首都が置かれ、古くからハワイの中心として栄えてきた歴史があるのです。またマウイ島の観光客の多くは欧米人でホノルル(オアフ島)でよく遭遇する【見渡す限り日本人】というシチュエーションはありません。人の数もホノルルと比較して少なく、落ち着いた西洋のリゾートの面影を残しています。

数年前、まだ私がマラソンを始めて間もない頃に名市大眼科同門会のパーティでひとつの計画が持ち上がりました。同門の先生方で有志を募りマウイマラソンでフルマラソンに挑戦しようというのです。当時私はハーフマラソンの経験しかなくフルマラソンという競技にあまりイメージを持たないまま、安川准教授に誘われ【おもしろそう】という思いだけで参加を決めました。そして一度もフルマラソンをしないまま、ぶっつけ本番でマウイマラソンに挑戦することになりました。

マラソン当日はAM5:00スタートです。スタート地点にAM4:00過ぎに到着するためにAM3:00前に起床です。眠い目をこすりながらスタート地点に向かうとウォーミングアップの体操、フルーツ食べ放題などにぎやかな会場が待っていました。ここで名市大眼科グループの先生方と合流です。

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今回参加されたスタート直前の先生方:左から私、西脇アイクリニックの西脇先生、
湯口眼科医院の湯口先生、東部医療センターの玉井先生、教室の安川先生

暗闇でスポットライトだけが頼りのスタート地点、小雨が降りはじめたころ歓声とともにマラソンスタート。暗闇とスポットライト、そしてまわりのランナーの話し声の中走り始めました。走り始めて1時間ほどすると徐々に明るくなってきます。まだ脚は大丈夫。黙々と夜明けの中走ります。雨も徐々に止んできます。徐々にコースは海岸線に向かいます。走りながら壮大な景色を楽しみます。

上り坂が増えてきました。徐々に脚の筋肉が悲鳴をあげ始めます。まだ20Km手前なのに?やはり練習量と走り込みが足らなかったようです。練習をサボった後悔と脚の痛みが徐々に大きくなってきます。30Km手前でついに足が吊りそうになり、とうとう歩き始めます。あとは苦痛との戦いです。「走りたい」という気持ちで走り始めるものの100mもすると足が再び吊りそうになり歩く。
この繰り返しを数時間…。しかし絶対にリタイアしたくない。辛いけど頑張る。自分に負けたくない。…でもなんでこんなに大変なんだ…このような気持ちで走っていると、沿道の市民の方々から私に声をかけてくれます。「good job!」等々、このころは周囲にランナーはあまりいませんので「私」を応援してくれるのです。ハイタッチして抱き合って応援してくれる人もいました。もちろん見知らぬ外国人。辛いだけじゃない、応援してくれる人たちがいる!そして仲間たちが今もこのコースのどこかで、同じく辛い思いをしながら走っている!頑張ろう!再び走り始めます。

ゴール直前にバルセロナオリンピック銀メダリストの有森裕子さんが日本語で「あとちょっと!頑張って!」と話しかけてくれ、ハイタッチ。「うん頑張る!」もう泣きそうです。そしてとうとうゴール!ゴール直後、足の痛みと解放感と達成感が押し寄せます。「あー、疲れた!」が第一声でした。フルマラソンは準備不足もあって僕にとってかなり辛く険しい競技ではありましたが、沿道の心温まる応援、名市大眼科同門の先生方がみなさん頑張っているという思い、そしてかならず完走するという気持ち、そのすべてが僕をゴールに導いてくれました。またこの険しいフルマラソンのコースでしたが、同門の先生方全員が見事完走できました。夕食で皆で乾杯、ゴールまでの苦しみや痛み、そしてゴールした喜びを共有しました。マラソンってつらいだけじゃないの?とよく聞かれます。確かに肉体的にも精神的にも非常に辛いことが多い競技だと思いますが、それを凌駕する達成感・幸福感そして忍耐力が得られるように思います。肉体的に体力がつく以上に精神的に成長できるスポーツではないかと感じます。そしてそれは多数の外来患者さんを診察している時や手術中の困難に遭遇したときでもこのような経験が役に立っていると思います。これからさらに名市大眼科でマラソンサークルを広げていきたいと考えています!

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ゴール直後 ゴールゲート前で

担当:服部 知明(西部医療センター眼科)
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