先輩からの声 Vol.007

Vol.007 「学会報告~Euretina 2010~」

文責
佐藤 里奈
所属
名古屋市立大学大学院医学研究科 大学院生
掲載日
2011年10月1日

-佐藤先生の名市大眼科入局5年目での体験記です-

今回は名市大眼科入局5年目の佐藤が担当させていただきます。私は平成16年に名市大を卒業後、名市大病院で2年間の臨床研修を修了し、平成18年4月に入局しました。前回に引き続き、学会報告をさせていただきます。

9月2日から5日にかけてパリで開催されたEuretinaに参加しました。この学会は日本ではまだ知名度が低いですが、ヨーロッパの網膜硝子体を専門とする医師達(主に大学の)によって始められた学会です。今年でまだ10回目という比較的新しい学会です。今回は、ESCRSとの合同開催ということもあり、現地では県内の著名な先生方をお見かけする機会もありました。会場は凱旋門から少し西にある立派な建物でしたので圧倒されました。私は、「糖尿病網膜症に対するPASCAL®での汎網膜光凝固術の効果」に関する発表を行いました。

さて、肝心の私の発表ですが、国際学会での講演は2回目になりますが、やはり大変緊張しました。これまで日眼や臨眼で発表した経験はありましたが、今回の発表会場は今までで最も広く、劇場型でした。さらに同じセッションで講演される先生の中にはシンポジストとして他のセッションでも講演されている先生方がいらっしゃったので、一層緊張感が増しました。それまで、開催地がパリということでワクワクしていましたが、そんな気持ちもいっきに吹き飛んでしまいました。

発表は前回よりは落ち着いて話すことができ、幸いなことに座長の先生が優しかったので、無事終えることが出来てホッとしました。国内の学会では感じることがありませんでしたが、国際学会に参加すると講演スライドの配色や字体もさまざまであり、国民性が現れていて面白かったです。

また、器械展示もESCRSと合同のため、その規模の大きさに驚きました。そこには、日本では未発売の器械や眼内レンズなどが所狭しと並べられており、大変興味深かったです。大きな会社のブースではスタンディングバーも併設されおり、「Refractive Surgery」という名前のカクテルが大変人気でした。私の発表は学会終盤でしたが、発表が終わった後はつかの間のパリを満喫してきました。

今年はARVOと今回のEuretina、2つの国際学会に参加させていただき、大変貴重な体験をすることが出来ました。世界中で私達と同じように各国の眼科医がそれぞれに日々の研究や診療に取り組んでいるのを目の当たりにすることができ、刺激的でした。今後、一層頑張らなくてはという思いを強くして、帰国の途につきました。

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