先輩からの声 Vol.010

Vol.010 学会印象記「日本緑内障学会(2010年)」

文責
長谷川 典生
所属
豊田厚生病院
掲載日
2012年1月5日

-シニアレジデントのときの体験記です-

2010年9月24日から26日まで福岡県福岡市のアクロス福岡にて第21回日本緑内障学会が開催され、野崎先生、久保田先生(当時は高瀬先生)と参加しました。福岡県に行くのは初めてでしたので、学会発表への不安もありましたが非常に楽しみでもありました。私は「黄斑疾患の患者に偶然みつかったプロスタグランジン製剤による嚢胞様黄斑浮腫の2症例」という演題で学術展示をさせていただきました。

プロスタグランジン製剤点眼の副作用として嚢胞様黄斑浮腫が知られていますが、今回は加齢黄斑変性の患者の僚眼に無症状の嚢胞様黄斑浮腫を偶然認め、プロスタグランジン製剤の中止で改善した症例を報告しました。これまでの報告より副作用としての嚢胞様黄斑浮腫が多いことが示唆され、早期発見に非侵襲的なOCT検査の有用性を感じる症例でした。

今回はポスター前での口頭での発表がありました。私の順番は最後で、前の先生方の発表ではそれほど質問は出ていませんでしたが、私の発表では時間が押しているにも関わらずなぜかたくさんのご質問を頂戴し、いやな汗をたくさんかくこととなりました。

その日はご褒美として福岡の海の幸をごちそうしていただきました。

今回の第21回緑内障学会での経験は、人生で初めて行った福岡での、眼科医となって初めての学会発表として一生忘れることはないと思います。

このような貴重な発表の機会を与えてくだいました小椋教授をはじめ、ご指導くださいました先生方にこの場を借りて心より御礼申し上げます。

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