先輩からの声 Vol.013

Vol.013 「日韓交流」

文責
野崎 実穂
所属
名古屋市立大学眼科
掲載日
2012年6月1日

今から約10年前に、Seung-Young Yuという女医さんが、ソウルのKyunghee universityから1ヶ月間、名古屋市大眼科を見学するために来られました。先生と私は同年代ということもあって親しく話をする機会が多く,韓国での眼科の状況や,女医としての生活、生活習慣の違いの話など,とても興味深かった覚えがあります。

その後は、Yu先生と特別連絡を取り合ってはいませんでしたが、2003年米国アナハイムで開催された学会American Academy of Ophthalmologyの時を皮切りに、毎年数々の偶然の再会が続いていくことになりました(早朝の誰も乗っていない学会シャトルバスで偶然一緒になったり、満席の広い学会会場で前後の席に偶然座っていたり、学会場のエスカレーターで偶然すれ違ったりなど・・)。

2009年12月には小椋教授が会長となられて開催された網膜硝子体学会に、Yu先生が一般演題を出して参加、学会当日は、夕食をスイス・ベルン大学のウルフ教授と名市大医局員の先生たちと一緒にとり、韓国の眼科の状況の話などさまざまな話題で盛り上がりました。


2009年網膜硝子体学会 ウルフ教授、Yu先生を囲んで

2010年になり、長崎大学の鈴間潔先生、旭川医大の長岡泰司先生が中心となり、糖尿病網膜症臨床研究に関する若手医師の会(今のところ『若手DRの会』という名称です)を立ち上げ、その会のメンバーに私も入れていただくことになりました。この会の活動の構想の中に、韓国の先生たちとのcollaborationもあり、早速私はYu先生を推薦、Yu先生にも快く参加を承諾していただきました。

2012年4月に韓国釜山で開かれた学会Asia Pacific Academy of Ophthalmology Congress (APAO)は、Yu先生が学会事務局を担当、日韓若手DRの会のメンバーは” Treatment of Diabetic Retinopathy; From ABCs to
updates”というタイトルでインストラクションコースを企画し、講演してきました。1月に日本眼科手術学会に参加されたJoo-Eun Lee先生もこのメンバーに入っています。

「若手DRの会」は次の企画として、日韓共同で糖尿病網膜症治療に関する大規模アンケート調査をスタートさせ、11月に開かれる日本糖尿病眼学会で発表する予定となりました。

Yu先生と知り合って10年ですが、これ迄の交友関係にようやく花を咲かせられそうで、これからを楽しみにしています。


フロリダの学会で

[先輩からの声 TOPへ戻る]