先輩からの声 Vol.019

Vol.019「日本臨床眼科学会で発表して」

文責
シニアレジデント 富安胤太
所属
名古屋市立大学病院眼科
掲載日
2012年12月3日

平成24年10月25日~28日にかけて、第66回日本臨床眼科学会が京都で開催されました。私は「超広角走査型レーザー検眼鏡による糖尿病網膜症の蛍光眼底造影」という演題で発表させていただきました。

研修医の時、東京国際フォーラムで開催された前年度の同学会にこっそりと参加したことが有ります。その時、自分の知らない様々な高度な眼科領域の演題が多数講演されていたことに感銘を受け、まさか同じ学会で今回発表させていただけるとは、という感慨を抱いておりました。

今回、従来の眼底カメラでは評価できなかった網膜周辺部も超広角走査型レーザー検眼鏡Optos®200Tx の登場で可能になり、糖尿病網膜症の蛍光造影検査をOptos®200Txで行うと、どのくらいの割合で無灌流域が周辺部や中間周辺部といった従来では見えなかった領域に存在するかにつき発表しました。100症例を超える眼底造影写真と対峙する日々続き、無灌流域なのかどうなのか不安になりながらもその度に吉田先生、平原先生に丁寧にご指導いただきました。また、自分なりに糖尿病網膜症について調べていくうちに、自然と疑問点が生じて、野崎先生に教えていただいた参考文献を頼りに、図書館に行って調べると、僕が生まれるずっと以前の論文に書かれているのに感動しましたが、発表直前にその著者の大先生がいらっしゃることを聞いたときは、一瞬恐怖で名古屋に帰りたい気持ちになりましたが、非常に勉強になるいい機会だと思い直し、また光栄なことにその大先生に質問をしていただいたときは、ただ単純に嬉しかったことを覚えております。

そして来年1月インドのハイデラバードで行われAsia Pacific Academy of Ophthalmologyで同じテーマで発表させていただけることが決定し、恐れ多い気持ちで一杯ですが、このような機会を提供していただける医局に感謝をしつつ、見聞を広めて参りたいと思います。今回の発表に際し、当教室の先生方にはさまざまな面で協力していただき、また、普段仲良くしてくださる同期のシニアレジデントにも様々な面でサポートしていただいたことに感謝するとともに、眼科医として初の大きな学会での発表ができたことに感激しています。

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