先輩からの声 Vol.031

Vol.031「第67回日本臨床眼科学会 印象記」
~臨床眼科学会 part 1.~

文責
臨床研修医 荒木 みどり
所属
名古屋市立大学病院眼科
掲載日
2013年12月4日

大学で後期臨床研修医をしております荒木みどりと申します。この度、2013年10月31日から11月3日まで横浜で開催された第67回日本臨床眼科学会で発表させて頂きましたので、この場をお借りしてご報告させて頂きます。

私が今回の発表の話を頂いたのは、入局してすぐの4月の事でした。学会での発表経験もなく、そしてまだ眼科医の卵に罅が入った程度の私が、日本臨床眼科学会という大舞台で発表させて頂けるなんてなんて有難い話なのかと大変嬉しく思いました。そして野崎講師、服部先生という心強い指導医のもと、発表への準備がスタートしました。

今回の発表内容は、「PLTとSLTの比較」という事で、PASCALを用いて照射範囲を制御できる新しい治療法であるPLTの効果と、SLTの効果を6か月以上の経過観察期間を有する症例において比較するというものでした。恥ずかしながら、発表内容を頂いた時はどんな治療法なのか全く分からない状態でした。勉強を進めていくうちに、今まで知る事のなかった治療法を知り、また日々の診療の中で先生方がどれ程患者様個人個人の抱える疾患と向き合い、試行錯誤しながら治療に取り組までているか、その熱意を垣間見ることができました。そして、やはり実際の臨床現場は教科書には書かれていないような新しい治療法があり、治療する立場としては常に新しい情報に関心を持ち、アンテナを張らなければならないと強く感じました。来年からおそらく市中病院で勤務させて頂く事になる(?)と思っておりますが、一人の眼科医として診療にあたる以上、大学病院の先生方の日々の臨床や研究に取り組むアカデミックな姿は見習っていかなければならないと強く思いました。

そんな事を感じながら、野崎先生、服部先生の手厚いご指導のもと、無事本番を迎えることができました。発表前はなんとかなるだろうという楽観的な気持ちと、質疑応答でしっかり答えられるかという不安な気持ちが交錯し、発表まではとてもそわそわしていました。唯一救いだったのが、発表会場が私の想像以上に狭かったという事です。学会経験のない私は、シンポジウムのような壇上演説を想像していましたので、今回の学会で壇上に上がれるのは非常に偉い先生方だけだと知りました。発表当日、小椋教授を始め医局の先生方が私の発表に足を運んで下さり、緊張している私に声を掛けて下さり、緊張感もいくらか払拭され自信を持って発表することができました。質疑応答では十分に答える事が出来ず、野崎講師に助けて頂き、まだまだ勉強不足だったと痛感しました。

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また、学会中、上級医の先生方と一緒に行動したり、発表後には横浜中華街でご飯を食べさせて頂いたりと、大変充実した時間を過ごすことができました。

今回の発表を通し、スライドの作り方、発表の仕方など初歩的な事から、日常診療への取り組み方、新しい情報にアンテナを張る重要性など、多くの事を学ばせて頂きました。

この場をお借りして、このような貴重な発表の機会を与えてくださった小椋教授、野崎講師、服部先生を始め、ご指導くださいました医局の先生方に心より感謝いたします。ありがとうございました。


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