先輩からの声 Vol.033

Vol.033「日本臨床眼科学会 印象記」
~臨床眼科学会 part 3.~

文責
シニアレジデント 鈴木 克也
所属
名古屋市立大学病院眼科
掲載日
2014年2月3日

後期研修医の鈴木克也です。2013年10月31日から11月3日まで横浜で開催された第67回日本臨床眼科学会での発表の様子をご報告させて頂きます。

この発表のお話を提案して頂いたのは、まだ初期研修医の頃でした。発表演題は「滲出型加齢黄斑変性に対するアフリベルセプト硝子体内投与の短期成績」で、認可されてまだ間もない新薬の治療成績についての報告でした。病棟業務で加齢黄斑変性の患者様を担当させて頂いたこともありましたが、自分の診察技術も未熟であり画像や造影所見など研修医の自分にはわからないことが多すぎて、とっつきづらい難しい疾患という印象でした。

右も左もわからない状況でしたが、加藤先生・安川先生のご指導の下でデータ集めから少しずつ発表の準備を始めることができました。特に加藤先生にはデータ収集や統計処理の方法といった今後のベースになる部分から、加齢黄斑変性の病型分類や造影所見など明日にも使える知識まで、たくさんのご指導をいただきました。お忙しい中多くのお時間を割いて頂き誠にありがとうございました。また同一疾患についてたくさんの症例を調べることで、先生方が何を考えてどのような判断に基づいて治療を組み立てているのかを学ぶことができました。これを機に外来検査で何となく行っていたOCTや造影検査でも、その所見を考えてみることができるようになったことは大きな進歩であったと感じています。

抄録やスライド作成、原稿のチェックに至るまで加藤先生・安川先生のお力を最後の最後までお借りし、何とか発表当日を迎えることができました。学会発表自体は研修医時代の内科での発表や夏のフォーサムで経験していたので、「何とかなるんじゃない?」というような軽い気持ちで学会場に向かったのですが、いざ会場についてみるとその規模の大きさに圧倒され、緊張すると同時にこのような大きな学会で発表するチャンスを与えて下さる医局のサポートの充実ぶりを実感しました。緊張に詰まりながらもスライド発表を終え少し気が抜けたところに、わが医局の姿勢を問うような強烈な質問を会場から頂き、思わず言葉に詰まってしまったことは忘れられない思い出になりそうです!小椋教授、お助け頂き誠にありがとうございました。

今回の学会発表を通して基礎的なデータ処理から、スライドの作り方、診療での考え方など多くのことを学ぶことができ非常に充実した経験となりました。またキャリアの早い段階でこのような大きな学会で発表するチャンスを与えて下さった小椋教授、格別のご指導を賜りました加藤先生、安川先生をはじめ、医局の先生方に心より感謝しております。今後とも御指導・御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 

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