先輩からの声 Vol.037

Vol.037「WOC印象記」

文責
小椋俊太郎
所属
名古屋市立大学病院眼科(大学院生)
掲載日
2014年6月2日

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4月2日より東京国際フォーラムと帝国ホテルで行われた第34回国際眼科学会(World Ophthalmology Congress: WOC 2014)に参加させて頂きました。前回1978年に京都で開催されて以来国内開催は36年ぶりで、世界中から18,000人を超える眼科医が集結し初日から大変な熱気でした。

演題やシンポジウムは多岐に渡りプログラムを見ているだけでも圧倒されてしまいました。
私の参加は昨年小椋教授から「来年WOCのシンポジウムで演者を探しているが発表しないか?」と提案を受け、面白そうだなと二つ返事で決まりました。

セッションは”Education without borders”というタイトル。国内の学会では同テーマのシンポジウムは見かけませんが、米国眼科学会では毎回必ずセッションが開かれ、若手眼科医の育成や進路、キャリアアップをバックアップしていこうというコンセプトです。今回は開催国である日本眼科学会もコラボレートしてヨーロッパ、日本、米国、アジアの4学会合同シンポジウムとなりました。

私のテーマは”Learning, practicing and sharing in the digital age”、 日本ではまだ馴染みが浅いですが、海外では学習ツールとして医学雑誌の電子書籍やスマートフォンのアプリ、ソーシャルメディアやオンラインソースなどが(特に英語圏)ではメジャーになりつつあり、今回の演題の題材集めとして講演会で来日された先生方に飛び込みで今の若手医師の実情を伺いに行ったり、イスラエルの先生からはレジデントを紹介してもらいメールでやり取りをしたり、と多くの方々に支えられての発表となりました。

当日は遠く中東や東欧などからも来日した若手医師から演題毎に様々な質問が飛び交い、時間が押した関係で最後の演者であった私は持ち時間が5分に短縮されてスライドを飛ばすことを余儀なくされるなどハプニングがありましたが、演者してだけでなく、今回幸運にもシンポジウムの座長!!もさせて頂き、身が引き締まる思いでした。

各国の事情を鑑みるとアジア諸国や欧州と比べ、日本は環境や教育システムが恵まれているな、と改めて感じると共に、グローバルな国際社会でこういう志高い医師達と英語を駆使して対等に勝負していかなければならないその厳しさを痛感しました。

当日夜は皆で六本木のバーに集まり、楽しく語り合い得難い経験をすることができました。
また一昨年医局にカザフスタンより来日していたルクパン先生とも久しぶりに再会しとても楽しいひと時でした。

帰局早々にこのような機会を頂き本当にありがとうございました。

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