先輩からの声 Vol.038

Vol.038「2014年度 ARVOに参加して」~ARVO part 1.~

文責
桑山創一郞
所属
高山赤十字病院
掲載日
2014年6月2日

みなさんこんにちは。名古屋市立大学眼科2年目の桑山創一郎です。現在は高山赤十字病院に勤務しています。毎年日本のゴールデンウィークと同じ時期に開催されるARVO (The Association for Research in Vision and Ophthalmology) が、今年も5月4日~5月8日に開催されました。そして、本学会にてポスターを出させて頂く貴重な機会を頂きましたので、体験記を書かせて頂きます。

今回のARVOはアメリカのフロリダ州オーランドで開催されました。名市大の医局からは私を含め4人の先生が演題を発表しました。海外の学会に参加させて頂いたのは今回が初めてで、何から何まで全てが新鮮でした。学会会場の大きさにも圧倒されましたが、何より言語や国を超えて色々な方が意見を交わしている光景が私にとってとても刺激となりました。

私の今回のテーマは2012年のARVOで小椋俊太郎先生が出された演題「Indocyanine green angiography-guided assessment and treatment for diabetic macular edema」の長期成績をまとめたもので、「Efficacy of indocyanine green angiography-guided laser photocoagulation for diabetic macular edema」として出させて頂きました。発表を通して痛感したことは、やはり言葉の壁です。私が相手に伝えたいことが思うように伝わらなかったり、相手が私に伝えたいであろう意図が私に伝わっていなかったり。そのような場面が何度か見受けられ英語の大切さというものを再認識させられました。しかしながら、私の話した内容を相手の方が理解してくれた際はとてもやりがいを感じることが出来ました。

ポスターの前に立ち質疑応答する時間は計2時間45分という時間でしたが、質問に対して説明をしているうちに意外にも時間はあっという間に過ぎていきました。発表の途中で教授を始め先生方が様子を見に来て下さった時はとても嬉しかったです。特に、今回ポスター作成に多大なお時間を割いて下さった医局長の加藤亜紀先生は、私が質問に対し苦戦している際に流暢な英語で助けて下さりとても心強かったです。ポスターの作成のみならず、本当に本当にお世話になりました。ありがとうございました。

また今回は学会4日目に、野崎先生が座長をされた日本人向けの網膜血流に関する勉強会がありました。旭川医科大学の長岡先生が講演されたため、若い先生も含めて旭川医科大学の先生方がたくさんおられました。他の大学の先生も多く参加されており、交流会ではお酒を交えざっくばらんに会話が盛り上がりました。その中に、前日の私のポスター発表の際に来てくださった先生もいらっしゃり改めてお話をすることができ、貴重な繋がりも作らせていただきました。

さて、学会以外の体験も書かせて頂きます。3日目には医局の先生、そして同期とケネディ宇宙センターへ行ってきました。本物のスペースシャトルや打ち上げ台を見学することができ、またシャトルに乗って宇宙へ行く疑似体験のアトラクションも体験できてとても楽しかったです。その日の夜は小椋教授、安川先生も合流し、教授お勧めのシーフードレストランで、皆で夕ご飯を食べました。特に珍しいなあと感じたメニューはワニの肉です。当然食すのは初めてで、一体どんな味がするのだろうと半ば恐る恐る食べましたが、意外にも普通においしくワニと言われなければ気付かない程でした。ただ、冷めてしまうと発する匂いがちょっとアレらしいです。他にも牡蠣や蟹など盛りだくさんで料理もどれもおいしく至高のひとときを過ごしました。

話が前後しますが、私が今回の学会で大きく学んだこと(意識したこと)は、至極当然ではありますが英語はとても大事であることと、それを土台として早く他国の人と意見を交わせるようになりたいという意欲・向上心を強く持つということです。大切さがわかっていなかった訳ではありませんが、いざ実際の現場を体験すると今後の自分の眼科医としての展望を改めて考えさせられました。こういった点から今回の学会は自分にとって本当に得るものが大きな学会となりました。

最後になりましたが、このような大変貴重な機会を与えて下さいました小椋教授、安川准教授、ポスターの作成を手掛けて下さり、最後まで見届けて下さった加藤亜紀先生、ならびに送り出して頂いた教室の先生方にこの場を借りて心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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