先輩からの声 Vol.060

Vol.060「The 2016 ARVO annual meetingに参加して」

文責
小南 あおい
所属
名古屋市立西部医療センター
掲載日
2016年6月1日

この度平成28年5月1日から5日にかけてアメリカのシアトルにて開催されましたthe 2016 ARVO (The Association for Research in Vision and Ophthalmology) annual meetingにてポスター発表を致しましたのでご報告させていただきます。今回、私は第54回日本網膜硝子体学会総会にて発表させていただいた演題とほぼ同じ内容で“Evaluation of Choroidal Circulatory Disturbance with Ultra-Wide Field Indocyanine Green Angiography”というテーマで発表致しました。

抄録の登録などはシニアレジデントとして名市大病院に勤務していた平成27年の12月頃に行い、ポスター発表として演題が受理されたとの連絡が学会からあったのが年明けの1月でした。医局の先生がたからは演題が通らないことはほとんどないよとはお伺いしていたもののやはり国際学会に行けることが分かった時は素直に嬉しかったです。4月からは名古屋市立西部医療センターに赴任させていただくことになり、まだ慣れない新しい赴任先での忙しい仕事の合間をぬって平原先生にお力添えをいただきながらポスターの準備を進めました。ポスターを印刷して完成したときはいよいよ学会が近づいてきたのだな、と緊張を覚えると共にしっかり自分が伝えたいことを伝えられるように頑張ろう、という思いが湧き上がってきました。

平原先生から自分のポスターを端的にまとめて英語で伝えられるようにしておいた方がいいよ、と事前にアドバイスをいただいていたので英語でまとめて往路の空港や飛行機の中で覚えながらシアトルに向かいました。発表はシアトルに到着してから2日後でしたので発表まではとても緊張していましたが、当日は朝一番で安川先生がポスターのボードの前で待っていて下さりとてもほっとしたのを覚えています。その後の発表時間の間も同期の皆がそばにいてくれたことに加えて、医局の先生がたも様子を見に来て下さったことはとても心強く有難く、緊張も程よく解けリラックスしたムードの中で発表をむかえることが出来ました。質問は日本人の先生からの質問も多かったのですが、海外の先生がたからの英語の質問にも困った時は上級医の先生に頼りながらも何とか対応できたのではないかなと感じております。

初めての国際学会での発表を経て、眼科領域というひとつの共通言語を通して海外の眼科医や研究者と直接コミュニケーションをとれることの楽しさを感じ、ディスカッションを通じて新たな疑問点がでてくることもあり、肌で新しい知識が吸収できるという面でも貴重な場であると感じました。しかしながら、やはり英語がある程度堪能でないとコミュニケーションの壁になってしまうことをひしひしと感じ、今後の克服課題のひとつにしたいと思いました。

もちろん海外での学会の魅力のひとつとして学会の空き時間を利用しての開催地の観光も挙げられます。今回はシニアレジデントの同期3人で参加させていただいたのでシアトル市内の観光名所 (スターバックス1号店、パイクプレイスマーケットなど) を3人で巡ることもでき、学会以外でもシアトルを楽しむことができました。医局の先生がたとのお食事会もあり、現地のグルメも堪能できました。特にシアトル市街の夜景を眺めながらの夕食会は格別でした。

最後に、このような貴重な機会を与えて下さった小椋教授を始め、抄録の登録からポスター作成にわたり手厚いご指導を直接賜りました平原先生、野崎先生、現地で海外の学会に慣れない私たちを気遣いサポートして下さった先生がた、および医局の諸先生がた、そして快くお休みを下さり学会に送りだして下さいました名古屋市立西部医療センターの中沢先生、新井先生、安田先生にはこの場をお借りして心より厚く御礼を申し上げます。

msg060-1msg060-2


[先輩からの声 TOPへ戻る]