先輩からの声 Vol.078

Vol.078「近況報告」

文責
鈴木 識裕
所属
大学院4年
掲載日
2018年3月5日

現在、大学院4年の鈴木識裕です。

大学院卒業の時期も近づいていますので、近況報告をさせていただきます。

大学院における私の研究テーマは「網膜静脈閉塞症におけるOCTアンギオグラフィー」についてでした。網膜静脈閉塞症は、網膜静脈が閉塞することで様々な網膜血管異常をきたし、黄斑浮腫を引き起こすと著明な視力低下を引き起こします。いままでは網膜血管の詳細な動態を把握するためにフルオレセインナトリウム蛍光眼底造影検査(FA)を施行していましたが、造影剤によるアナフィラキシーショック・腎機能障害のリスクを伴う侵襲的な検査でした。近年では、光干渉断層計(OCT)の原理を利用し、網膜血管の中で動きのある成分(赤血球の動き)を抽出することで、非侵襲的に網膜血管の描出が可能になりました。この撮影法がOCTアンギオグラフィーと呼ばれています。私は、FAとOCTアンギオグラフィーの画像所見を比較検討した研究を行いました。

この4年間で、幸いにも研究の成果が実を結び、学位論文(Microvascular Abnormalities on Optical Coherence Tomography Angiography in Macular Edema Associated With Branch Retinal Vein Occlusion)を得ることができました。また海外学会で発表をさせていただく機会にも恵まれました。

2018年の年始に学位審査を行っていただきました。学位審査は、学位論文についてのプレゼンテーションを行った後、主査、副査の先生方の質問に順次返答していく形でした。

学位論文の内容に関する質問をたくさんしていただきました。質問対策はしていたのですが、主査・副査の先生方に質問される場面になると、どうしても緊張してしまいました。思考が遅滞してしまうのをなんとか堪えながら、無事に学位審査を終えることができました。

今年の3月末で大学院を卒業予定ですが、4月からは大学に籍をおかせていただけることになりました。大学院で学んだことを忘れずに、より精進していきたいと思っています。

以上、簡単ではございますが近況をご報告申し上げます。

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