先輩からの声 Vol.085

第57回 日本網膜硝子体学会総会に参加して

文責
稲垣 美保 (シニアレジデント)
掲載日
2019年1月8日

第57回 日本網膜硝子体学会総会にて学会発表を致しましたのでご報告させていただきます。今回は12月7日から9日にかけて国立京都国際会館にて開催されました。

今回私は「中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)に併発した外傷性黄斑円孔の1例」と題して、症例報告のポスター発表並びに、ショートトークとしてのスライド発表を致しました。症例はCSCとして半年間経過観察されていた患者が、外傷を契機に外傷性黄斑円孔を併発し、約1か月の経過観察にて自然閉鎖得られなかったため硝子体手術を施行後、円孔閉鎖得られた症例です。円孔閉鎖後もCSCの再燃は見られましたが、経過観察のみにて漿液性剥離は消失しております。

学会発表は初めてということもあり、1か月以上前からポスター作りをはじめました。しかし、学会発表における形式や書式等に戸惑う部分も多く、何度も指導医の先生にご指導いただきながら形にしていきました。ショートトークのスライド編集に至っては学会直前まで、連日夜遅くまで先生方にご協力いただきました。発表当日は、与えられた2分という短い時間の中で、いかに分かりやすく長い病歴を伝えようということを意識しておりましたが、緊張のあまり少し矢継ぎ早の発表となってしまっていたかもしれません。ご多忙の中、小椋教授はじめ当医局の皆様が会場に足を運んでくださったことは、広い会場に心細くなっていた私にとってとても心強く感じられました。

また今回の学会では、小椋教授の盛賞を受賞されたため、受賞講演もありました。会場には大ホールをいっぱいにするほどの聴衆が集まり、普段気さくに声をかけてくださる教授の偉大さを実感しました。講演の内容に関しても、過去から現在にかけて、常に最先端のイメージング研究にかける教授の熱意に感銘を受けました。そのような教授のもとで働いていることを誇りに思いました。
本学会に参加し、同じようなテーマで発表している若手医師と多く出会い、同じ網膜硝子体というテーマでも異なる切り口がたくさんあることを知りました。この経験を活かし、日常の診療にも多角的な見地を持って臨みたいと思います。

最後にこのような発表の機会を与えてくださり、発表の手助けをしてくださった小椋教授、加藤先生をはじめ医局の諸先生方に心より厚く御礼申し上げます。

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