視覚科学ラボ -研究室だより Vol.012-

【研究室だより】「学位審査をふりかえって。」

文責
大曽根 大典 (東部医療センター)
掲載日
2017年3月7日

東部医療センターで精進させていただいております大曽根と申します。今年1月18日に博士課程学位審査を受けさせていただきましたので、それについて書かさせていただきます。私の研究のネタは組織プラスミノーゲン活性化因子であり、よく脳梗塞の治療に使われているものですが、これを2型脈絡膜新生血管の抑制に使用することを試みるというもので、安川先生にいただいたものでした。組織プラスミノゲン活性化因子は臨床では網膜下血腫の移動術などに使用されていますが、この線溶系の作用がフィブリンを分解し新生血管が抑制されるという考えです。私は野崎先生の実験グル―プの所属になりました。実験のイロハもわからない私に、マウスの実験の基礎、硝子体注射方法、データの解析方法等々、野崎先生にご指導いただき、研究の日々が始まりました。実験のデータに一喜一憂し、研究室でマウスと正面から向かい合いました。はじめは共焦点顕微鏡で標本の出来栄えの悪さに悩み、レーザー誘導脈絡膜新生血管を鏡検しやすい部位にできるよう工夫したり・・多々失敗もやらかしました。なかなか良いデータは出ないものなのですが、良いデータが得られたときは野崎先生も一緒に喜んでいただきました。常に詰めが甘い私ですが、野崎先生の親切丁寧なご指導、また、水谷先生、現在留学中の平原先生にもご指導いただき結果を出すことができました。学位審査当日は緊張のため足が震えそうでしたが、審査時に野崎先生をはじめ、私の研究を指導し、励まし、支えてくださった医局の先生方が集まってくださり緊張は次第に解けていきました。発表を行い、懸命に質問に答えているうちにいつの間にか審査は終了となりました。

大学院の生活を今思えば、実験に没頭する良い機会を与えていただき自分は恵まれていたと思います。なかなか得られないような経験を積まさせていただいたと思います。

このような素晴らしい機会を私にお与えくださいました小椋教授、また安川先生、野崎先生をはじめ、ご多忙な中に研究をご指導してくださいました先生方に感謝し、筆を置かさせていただきます。ありがとうございました!!!



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