視覚科学ラボ -研究室だより Vol.016-

【研究室だより】「留学だより」

文責
平原 修一郎(平成17年卒)
掲載日
2017年7月4日

2016年11月よりアメリカ合衆国、バージニア大学眼科(University of Virginia, Department of Ophthalmology) Center for Advanced Vision Scienceにて、Jayakrishna Ambati教授の指導のもとPostdoctoral Research Associateとして留学をしております。留学を開始してまもなく7か月が経過します。

Ambati教授は世界をリードする加齢黄斑変性の研究者で、Nature、Cell やScienceなど最高峰の学術誌に多数の業績を残しておられます。研究室は昨年までケンタッキー州レキシントンのケンタッキー大学にて主宰されていて、これまで名古屋市立大学眼科からは、櫻井英二先生、野崎実穂先生、山田潔先生、平野佳男先生、水谷武史先生が留学されてこられました。私も2016年春にレキシントンへ行く予定を立てていたのですが、同年7月よりバージニア州シャーロッツビルのバージニア大学へ研究室が移転することとなったため、2016年末に渡米を変更し現在に至ります。

バージニア大学は、独立宣言の起草者である第3代大統領トーマス・ジェファーソンによって1819年に創立され、トーマス・ジェファーソンの邸宅であるモンティチェロとあわせて、世界遺産として登録されている大学でもあり、美しい景観が広がっています。大学のあるシャーロッツビルはワシントンDCから2時間弱の場所にある小さな大学街ではありますが、自然豊かな街並みで、西にはシェナンドー国立公園、東に3時間ほど行くとバージニアビーチがあり、家族をこちらに連れてきてからは、海、山、首都と休日を満喫しています。

研究テーマは萎縮型加齢黄斑変性の病態解明や治療法の開発を目標として、主にマウスを対象にした実験を行っております。研究室はAmbati教授を中心とした3名のPrincipal Investigatorとポスドク11名(インド、中国、イタリア、日本)など総勢25名で構成されており、MR-5という建物のワンフロア半分がすべてCenter for Advanced Vision Scienceの敷地となっています。この広い敷地の中の設備として特筆すべきは、眼科手術用のライカの顕微鏡が2台、Nikonの共焦点顕微鏡が2台もあり、とりあえずやりたいことはいつでもなんでもできるようになっています。

まだまだ基礎研究者としては駆け出しで、分からないことばかりで右往左往しておりますが、仲間にも恵まれ、非常に貴重な経験を積ませていただいております。留学の機会をくださいました小椋教授をはじめ、Ambati Labの先輩で大学院のご指導を賜りました野崎先生、医局の先生方に深く御礼申し上げます。

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