視覚科学ラボ -受賞報告 Vol.002-

【受賞報告】
2009 ARVO/Alcon Early Career Clinician-Scientist Research Awardsを受賞して

文責
芦苅 正幸
所属
豊田厚生病院
掲載日
2011年5月31日

昨年(2009年)のお話です。フロリダで毎年ゴールデンウィークに行われるこの学会には、名市大から多くの医局員が参加します。私は、新入医局員の時は11月に行われるAAOの方に演題を出していたためARVOには2009年が初参加でした。

3月のある日、ARVO/Alcon Early Career Clinician-Scientist Research Awardの授賞報告メールが来ました。毎年5人が選ばれるこの賞は昨年も医局の平野先生が唯一の日本人として受賞しました。名市大から2年連続の受賞で、医局員も皆で驚きながらも喜びました。

演題はNon-Targeted siRNA Suppresses Laser-induced Choroidal Neovascularizationでした。標的の無いsiRNAのCNV抑制とVEGF発現についての報告です。発表に向けて、追加実験も行いポスターの準備も整い、勿論ホテル、航空券もばっちり、後は気分を盛り上げてというところでした。

新型インフルエンザが猛威を振っているニュースは知っていましたが、まだ他人事でした。出発まで数日となり、フェーズが日に日に上がってきます。ついに、大学から渡米禁止の令が出てしまいました。実を言うと、最初に演題を出したというAAOもポスターを作り、ホテルを取っていたものの9.11が起き、渡米中止。私はアメリカの土が踏めないようです。来年(2011年)はフロリダで行われる最後のARVOです。私は演題を出してもいいのでしょうか。みんなと相談します。

さて、演題を取り下げたため受賞も取り消しと思ったこの賞ですが、10月に楯と小切手が送られてきました。ありがとうございました。これからも、日々臨床に研究にと頑張っていきます。よろしくお願いします。

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