視覚科学ラボ -研究室だより Vol.002-

【研究室だより】
アポトーシスのシグナル伝達経路を構成するカスパーゼ2のsiRNAの網膜神経保護効果の検討

文責
水谷 武史
所属
名古屋市立大学眼科
掲載日
2011年5月31日

実験は神経障害モデルにラットの虚血再潅流モデルを使用し、網膜神経節細胞数と、網膜厚を比較検討しました。本格的に研究、実験というものに取り組んだのは初めてで、手技的にも未熟で効率も悪く深夜まで実験室に残っていたことも少なくありませんでした。顕微鏡をのぞいて網膜神経節細胞の写真を撮りながら意識が遠のき、ゴツンと接眼レンズに額を強打して目が覚めるという、抜け出せない睡魔の無限ループを懐かしく思います。

実験結果としてはまだ満足のいくものは出ていませんが、昨年度を振り返ると、実験に対する基本姿勢、実験手技、動物の扱い(最初はラットやマウスに指を噛みつかれることもありました)など、学んだことも多いように思います。医局は実験をする環境が整っており、ご指導をいただける先生方にも恵まれ、今は日常の臨床経験を積みながら、研究も学ばせていただき、名市大に入局して良かったなと実感しています。

今年度は、服部助教、太田院生、杉谷院生とともに虚血再潅流モデルの実験を継続しながら、野崎講師、芦苅助教のご指導のもとマウスを使用したnon-targeted siRNAやCCR3アンタゴニストの網膜新生血管抑制に関する研究にも参加させていただいています。

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