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教室紹介

教授あいさつ

教授・眼科部長 安川 力

眼科スタッフのやる気を引き立て、
より良い環境で個性を伸ばして共に成長し、
チーム力で患者さんに最善の医療を届けます。

人間は日常生活を送るために眼(視覚)から多くの情報を得ています。眼科学は「人の生活の質(Quality of Life:QOL)を保つために重要な眼を守る」ことを使命としています。高齢化社会において、白内障や緑内障の他、視覚障害の原因となる糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の予防、早期発見・早期治療、視覚障害者に対するロービジョンケアまで全人的医療を心がけて行きます。

名古屋市立大学の眼科学教室は小椋祐一郎前教授(現 名誉教授)の時代(1997-2021)に網膜硝子体疾患を専門に最先端の医療機器と医療技術で高度な医療を提供し、また、臨床研究や病態研究を行ってきました。21世紀に入り、画像機器、手術機器の進歩や、ぶどう膜炎や加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症などへの抗体医薬などによる分子標的療法が承認され、眼科医療は大きく変遷しています。医療情報が増え、最適な治療を適切に患者さんに提供するために、これからは、「人工知能(AI)」も利用しつつ、医師はより「人」として、「hospitality」と「creativity」、すなわち、患者さんの心のケアと現状の医療の限界を打破する新しい治療の開発とそのための病態解明を行っていくことが必要で、これが大学の使命だと考えています。

2021年5月に私が教授に就任してからは、これまでの伝統、技術を受け継ぎつつ、「患者本位」の医療のため、「情熱・積極性・人間愛」を兼ね備えた医療人を育て、「個性」を伸ばして、「チーム医療」としての総合力を高め、東海圏の地域医療に貢献し、さらには世界にも発信して行きます。

略歴

  • 1993年
    京都大学医学部卒業
  • 1994年
    北野病院
  • 2000年
    京都大学大学院医学研究科視覚病態学助手
  • 2000年
    ドイツ・ライプチヒ大学留学
  • 2004年
    倉敷中央病院
  • 2005年
    名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学助手
  • 2007年
    名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学准教授
  • 2021年
    名古屋市立大学大学院医学研究科視覚科学教授

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